実は、多くの人が誤った目標設定をしているがために思うような結果が出ていないことがあります。
あなたは、目標設定をお金にしていませんか?
これが間違いのもとなのです。
お金儲けを目標にするから多くの人は、途中で挫折してしまうのです。
このお話をする前に、まずはお金というものは何なのかを知っておく必要があります。
お金とは、物と物を交換するたんなる「道具」である。
ひとことでいうとそういうことです。
もう少し詳しくいうと次の3つに分類されます。
1.価値の基準
2.価値の交換
3.価値の保存
大昔に物々交換していた時代を想像してみてください。
まだお金という概念すらなかった時代です。
そのときに、ひとびとは物と物を交換し合っていました。
海のそばの村人は村では食べきれないほどの魚を収穫しました。
山で暮らす村人は村では食べきれないほどの山菜を収穫しました。
彼らは、その余った魚と山菜を交換し合いました。
そのうち、ひとびとはそんな面倒くさいことをするのをやめて、国王が発行した貝殻を貨幣としては使うようになりました。
これで、ひとびとは便利な暮らしになりました。
そして、時代は進み、ひとびとは国王が発行するは金や銀などを使うようになりました。
さらに、時代は進み、ひとびとは紙幣を使うようになります(実際は、当時は預かり証です)。なぜなら、金(Gold)は重いので、持ち運びに不便だったからです。
中世のドイツでゴールドスミスという金の細工師がいました。ゴールドスミスは金を盗まれないように大がかりな金庫を持っていました。
近所の人は、手数料を払うから俺の金をあんたの金庫で預かってくれ、と言い出しました。ゴールドスミスは、ひとびとの金の預かり証を発行しました。
ひとびとは、この預かり証をゴールドスミスのところに持っていけば金と交換できたわけです。
これは銀行業の始まりとされます。
銀行家が紙幣を発行したのです。
金本位制・兌換紙幣の始まりでした。
その後、国王が銀行家から通貨発行権を取り戻すべくせめぎ合いが始まります。
イングランド王ヘンリー1世が「タリースティック」という通貨を発行しました。
これは単なる木の棒です。
金の裏付けがない単なる木の棒を通貨として流通させたのです。
これが、世界最初の不換紙幣(木ですが)の始まりで、管理通貨制度の始まりでした。
出典:Wikipedia
現在は、中央銀行が発行する不換紙幣を僕たちは使っています。
これは、金の裏付けも何もありません。
単なる国の信用です。
ここまで、お金の歴史を見てきましたが、どう思いました?
時代によって、お金は変化しましたが、根本的な価値は変わっていませんよね?
お金とは、物と物を交換するたんなる「道具」なのです。
多くの人が、ブログアフィリエイトでこんな目標設定をします。
「ブログアフィリエイトで〇〇円稼ぐ!」
これは、やめた方がいいです。
たんなる「道具」を目標にしているからです。
いいかえるとこんな目標になっています。
「ブログアフィリエイトで道具を貯める!」
「道具」ばっかり増えてもしょうがないですよね?
では、正しい目標設定とはどうしたらよいのか?
正しいマインドセットとは何なのか?
それは、
「稼ぐスキルをマスターすること」
です。
たとえば、こういう目標にしてみます。
「ブログアフィリエイトで稼ぐスキルを身に付ける」。
この目標設定なら、あなたがどこに行っても長期的に稼ぐことが可能になります。
さらに、スキルを身に付けるためにブログ記事を書き続けるので、自分が毎日向上することだけに集中できます。
どうしたら読者に価値の高い情報を提供し続けられるか?
どうしたら昨日の自分より今日の自分は成長できるか?
どうです?
お金に執着せずに、自分のスキルを高めることだけに集中すると、良い記事が書けそうではないですか?
そして、目の前にいる読者のために価値の高い記事を書き続ける。
自分が日々成長するのがわかるから挫折することがない。
リターンという摩擦がなくなるので、全力で挑むことができるのです。